鍋綿ブログ

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SharePointのニュース投稿時に選べるテンプレートを作ってみたので利用例として公開する

SharePointのニュースを投稿する時にページのテンプレートを選択できるようになりました。予め用意されているテンプレートを選択することも出来ますが、サイトの目的に合わせてテンプレートを自前で用意しておくと更に便利になりそうです。
と、いうことで、テンプレートの作り方をまとめていくつかの例を考えました。

 

テンプレートの利用シーン

エンドユーザーがニュースを投稿した後、「あ、コレ良い感じじゃね?みんなに共有しちゃろー。」⇒ 投稿したニュースをテンプレートとして保存する という流れでの利用を想定している機能だと考えられます。

管理者が予めテンプレートを用意する、という利用シーンではチョイと工夫が要ります。

テンプレートを利用したニュースの投稿

 普段どおりにニュースを投稿し、テンプレートを選択するだけです。シンプル!但し「ニュース」Webパーツの「追加」ボタンからだとテンプレートが選択できません。何故だ。

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ページ左上の「新規」から投稿する

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テンプレートを選択する

但し本稿執筆時点では、標準のテンプレートを使用してページのサムネイル(タイトルの背景画像)を変更せずに保存すると、投稿したニュースにサムネイルが設定されていない状態になるので注意してください。自前のテンプレートではこの限りではありません。

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罠に気を付けよう 其の壱

テンプレートの作成方法

既存のページまたはニュースで、レベル上げ > ページ テンプレートとして保存 を選択します。 

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ページ テンプレートとして保存

で、テンプレート名なんかを入れて保存すれば完了です。

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テンプレートに名前を付けて保存

ページ左上の「テンプレートの詳細」をクリックすると右側のペインが開いてカテゴリなどを入力できます。「ページ レイアウトの種類」は入力しないことをお勧めします。(適当な値を入力すると、テンプレートを使って作成したページがバグります。)

また、テンプレートの元となったページやニュースはそのまま残っています。元のページを「テンプレート」フォルダにコピーして保存したイメージです。管理者側で予めテンプレートを用意する際は、テンプレート作成完了後に元のページやニュースを削除してあげる必要があります。

 

2019年5月29日追記)

ページの編集中に「ページテンプレートとして保存」とやっても良いようです。

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ページの編集中にも操作ができるようだ

テンプレートのメンテナンス

作成されたテンプレートは、ページ ライブラリ > テンプレート フォルダに保管されています。なのでページやニュースと同じように編集ができます。

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テンプレートはページ ライブラリに保管される

テンプレートの利用例

画像を多用するニュース ~ バックナンバー付き

画像が多いコンテンツでは画像を左右にバラけさせると良い感じですね。セクションの背景色を互い違いにするとコンテンツの切れ目が分かりやすいです。最下部に「強調表示されたコンテンツ」Webパーツを配置し、このサイト内のニュースを最終更新日時降順に表示すればバックナンバーとして使えます。

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画面を多用するニュース ~ バックナンバー付き

動画を共有するニュース

セミナーの様子などを画像と動画で共有するニュース。 

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動画を共有するニュース

商品の紹介

コンテンツ タイプに列を追加しておき、ページのプロパティに情報を入力させればアラ不思議。商品の紹介ページが出来上がります。

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[推し]テンプレート別にニュースを一覧表示する!

イチオシの使い方。テンプレートは列の値やコンテンツ タイプを含めて保存してくれますので、予め色々設定したテンプレートを用意すればニュースの分類ができます。例えばカテゴリ別に一覧を分けて表示するなんてことも簡単です。

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