SharePointのルートサイトを他のサイトと入れ替えられるようになりました。
- ルートサイトがクラシック機能になっている。モダンにしたい。
- ルートサイトを全社ポータルにしており、これを刷新したいがURLの変更は嫌
などの利用シーンで活用できますね!
当記事では、この機能の効用と実行方法をご紹介します。
サイトを入れ替えると何が起きるか
適用先のサイト(ルートサイト)は別のURLにバックアップされます。
元になったサイトは無くなります。復元できませんのでご注意ください。
入れ替えに関する制限
- 適用先のサイトはSharePointのルートサイト または 検索センターサイト
- 適用先のサイトはハブ サイトであってはならない
- 元のサイトはOffice 365グループに接続していてはならない
- 元のサイトはハブ サイトであってはならない
- バックアップ先のサイトは既存サイトであってはならない
- バックアップ先のサイトはゴミ箱にも存在してはならない
実行に必要な環境
- SharePoint Online 管理シェル(最新版)
実行方法
SharePoint Online 管理シェルをインストール
こちらからインストーラーを入手してインストールを行います。
PowerShellコマンドを実行
PowerShellを起動して以下のコマンドを実行します。
Invoke-SPOSiteSwapコマンドの各パラメータの意味は以下の通りです。
- SourceUrl
元にするサイトです。このサイトが新しいSharePointルートサイトになります。
- TargetUrl
現在のSharePointルートサイトのURLです。
SharePointルートサイトか検索センター以外を指定するとエラーになります。
- ArchiveUrl
現在のSharePointルートサイトをバックアップする先のサイトです。
既存サイトを指定してはいけません。
また、同じURLがゴミ箱にあってもいけません。
以上、参考になれば幸いです。