鍋綿ブログ

C#・SharePoint・SharePoint Framework・Office365を中心に扱うブログです。

SharePoint Designer ワークフローでフォルダ作成

SharePointのワークフローを編集している時、欲しいアクションが無い場合があります。

そんな時はアクションを開発するという選択肢もありますが、SharePointのAPIを利用する手段も有効です。再利用可能なワークフローでリスト固有の列を操作したり、フォルダ作成、別フォルダへの移動など標準のアクションで出来ないことが実現可能です。

API利用の方法

標準アクションである「HTTP WEB サービスを呼び出す」を利用して、SharePointのREST APIを実行します。  

実行方法は以下の記事で紹介しています。  

www.micknabewata.com

上記記事では、例としてアイテム取得APIの実行方法を紹介しています。  

リクエストの内容と応答の受け取り方を変えていくことで、  

他のAPIも実行できます。  

活用例

再利用可能ワークフローでの利用

通常、再利用可能ワークフローでは、リストやライブラリに手動で作成した列が利用できません。

REST APIを利用してアイテムの取得/編集などを行うことで、リストワークフローと同じ操作を再利用可能ワークフローでも実現することができます。  

リストごとにワークフローを作成しなくて良いので便利です。  

  

アイテム取得は上記の記事に載っています。  

アイテム更新の場合、RequestMethodは以下のURLになります。  

f:id:micknabewata:20180714170747j:plain

リストのタイトルとアイテムIDを指定する

また、リクエスト内容と応答の受け取り方は以下のようになります。

f:id:micknabewata:20180714171908j:plain

アイテム更新アクションの設定値

フォルダの作成

標準のアクションには用意されていませんが、REST APIを利用することで実現可能です。

f:id:micknabewata:20180714172943j:plain

フォルダを作成する場合の設定値

参考

紹介した操作以外にも、REST APIとして公開されている操作の多くはワークフローに組み込み可能です。REST APIの仕様はリファレンスに公開されています。

docs.microsoft.com