SharePoint Onlineでポータルサイトを作る場合、
全部の機能をサイト内に盛り込むよりも
他の多くのサービスへの入り口として利用するほうが良く機能します。
幸いにもモダン機能では他のサービスの情報を集約して
表示する機能が強化されています。
試しにMicrosoft Teamsに紐づくSharePointサイトで
社内ポータルサイトの構築とそのテンプレート化を試してみましたので
結果を残しておきます。
サイトの想定用途
- 小規模チームでの情報共有
- 部門単位やプロジェクト単位にサイト( = Teamsグループ)を構築
- それぞれのサイトを「ハブ サイト」機能で関連付け
利用サービス
- Microsoft Teams
- SharePoint Online
- One Note
- Outlook (Exchange Online)
- Planner
機能
トップページ
情報表示とナビゲーションの機能を持っています。
投稿もこの画面からスムーズに行えます。
ニュース
SharePoint モダン機能の標準パーツです。
イベント
これもモダン機能の標準パーツです。
文書管理
Teamsにアップロードしたファイルは、このサイトの
ドキュメント > General (チャネル名) フォルダに格納されます。
このパーツでは、「General」フォルダ内を表示することで
違和感なくTeams上のファイルと同期されているように見せています。
タスク管理(Planner)
Teamsでグループを作ると自動でOffice 365 グループが作成されます。
つまりPlannerグループも同時に作成されます。
せっかくなので使いましょうということで、
Teamsグループのメンバー間で共有するタスクを管理するイメージで
テストデータを登録し、これもモダン標準機能でトップページに表示しました。
他にも残タスク数を棒グラフにするなどいくつかの表示が選択できましたが、
今回はタスクが見やすいカンバン的な表示にしてみました。
議事録などのメモ書き(OneNote)
ちょっとメモを取るくらいの情報はOneNoteでも良いかと思います。
SharePointページへの表示については、
モダン標準機能でセクションのみ表示しています。
メール(Outlook)
Teamsでグループを作ると自動でOffice 365 グループが作成されます。
つまりメーリングリスト的なものが使えるので
左側のナビゲーションにリンクだけ貼っておきました。
予定表(Outlook)
同じくリンクだけです。
チャット・オンライン会議(Teams)
同じくリンクだけです。
Teams側は、タブをいくつか追加してみました。
現在は既存Teamsグループをテンプレートにして
新しいTeamsグループを作れるようになっていますので、
うまく回っているチームのものを複製すれば良いと思います。
OneNoteをタブに追加する際は、一番上のセクションの最初のページを
ウェルカムページ的な文言にしておくといい感じです。
PnPプロビジョニングスキーマでテンプレート化
他のサイトに適用できるようにXML化しました。
Teamsに紐づかないサイトに適用すると
一部のWebパーツやリンクが微妙な感じになります。
このXMLは過去に弊ブログでも紹介したこちらのツールでサイトに適用できます。
以上、参考になれば幸いです。
