鍋綿ブログ

C#・SharePoint・SharePoint Framework・Office365を中心に扱うブログです。

SharePointとExcelの連携

Excelは便利ですよね。
とにかく知っている人が多いし、社内の人もお客様もExcelをインストールしていない人のほうが少ないです。
Office 365入れたしExcel卒業すっかなー
ナントカ申請もカントカ申請も全部Excelじゃどーしょもないなー
でも無理ぽ。

という方、とりあえず既存の申請書をSharePointに連携するところから始めてみませんか?

 

 

連携するとこうなる

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Excelで作った単票をSharePointにアップロードすると・・

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値が連携される!

とまあタイトルのままなのですが、ExcelのセルとSharePointの列が1対1で同期します。単にファイル管理用のフォルダとしても見やすいですが、データをSharePointの列として持てていることで活用の幅がかなり広がります。

例えばファイルアップロード後に承認フローを回したり、値をグラフ化したりといったことができるようになります。それぞれのやり方は以前の記事で紹介しています。

Flowを利用した承認ワークフロー - 鍋綿ブログ

SharePointのリストデータをグラフ化する方法 - 鍋綿ブログ

設定方法

Step1. SharePoint ドキュメント ライブラリを作成し、列とビューを整える

列を作ってビューを整えます。列名は英語で作るほうが無難です。
(列の作成時に列名を2バイト文字にすると、URLエンコードされた読めない文字が列名になってしまいます。)

Excelと連携する列は、「コンテンツ タイプ」に含めてはいけません。ライブラリの設定画面で、詳細設定 > コンテンツタイプの管理を許可する をチェックし、コンテンツ タイプの設定画面で先ほど作成した列を削除してください。

Step2. Excelにプロパティ設定

Excelを開き、連携したいセルに名前を付けます。

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所属入力欄にDepartmentと命名した

ファイル > 情報 > プロパティ > 詳細プロパティ > ユーザー設定 タブ を表示します。内容にリンク をチェックして先ほど付けたセル範囲名を選択し、プロパティ名をSharePointの列名と同じにします。

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このように。

設定は以上です。簡単ですね。

利用方法

設定が終わったら、以下の方法で連携機能を利用できます。

Step1. Excelファイルを作成

先ほど仕掛けをしたExcelファイルをコピーするなどして自分用のファイルを作成します。ファイルに値を入力して申請書を完成させます。

Step2. SharePoint ドキュメント ライブラリにアップロード

後はドキュメント ライブラリにドラッグしてアップロードするだけです。簡単!

 

以上、SharePoint - Excel 連携の方法でした。